Fitch Ratingsはイスラエルの格付け及び見通しを維持、Moody’sは見通しを『安定的』に引き下げました
Fitch Ratings, Moody's, イスラエル, 格付け
広告
Fitch Ratingsはイスラエルの長期発行体デフォルト格付を『A+』で維持し、格付け見通しを『安定的』と維持しました
Moody’sはイスラエルの外貨建て長期発行体格付を『A1』で維持し、格付け見通しを『ポジティブ』から『安定的』へと引き下げました
(∂ ε ∂)「以下、詳細となります。」
(●▲●)「Fitch Ratingsは4月23日にイスラエルの長期発行体デフォルト格付を『A+』で維持し、格付け見通しを『安定的』としたみたいだね」
(ヽ*´○`*)「でもMoody’sは4月24日にイスラエルの長期発行体格付の見通しを『ポジティブ』から『安定的』へと引き下げたんだ…」ゲッソリ
(☆…●)「格付けは『A1』で据え置きですね」
(;´・ω・)「Fitch Ratingsは格付けと見通しを維持、Moody’sは見通しのみ引き下げってことかあ…」
彡(゚)(゚)「そのあたりの違いも見ながら内容を見ていくンゴね」
( ・`ω・´)「まずは、Fitch Ratingsの評価感度を見ていくゾ」
Fitch Ratingsによるイスラエルへの評価感度
ポジティブな評価アクションを引き起こす要因は次のとおりです
①政府債務(GDP比)を『AA』帯に近い水準にまで引き下げられる目途が立った場合
②政治・安全保障リスクの継続的な緩和が確認できた場合
ネガティブな評価アクションを引き起こす要因は次のとおりです
①中期的に政府債務(GDP比)の上昇傾向に対し、効果的に対処できていないと判断された場合
②政治・安全保障リスクの深刻な悪化が確認できた場合
( ・`ω・´)「次に、Moody’sの評価感度を見ていくゾ」
Moody’sによるイスラエルへの評価感度
ポジティブな評価アクションを引き起こす要因は次のとおりです
●イスラエル政府財政のショック吸収能力が大幅に改善する場合
ネガティブな評価アクションを引き起こす要因は次のとおりです
①COVID-19によるショックで経済力や財政が長期的に悪化し、政府債務の増加傾向が続くような場合
②イスラエルの対外的地位や財政収支にマイナスの影響を及ぼす場合
(;´・ω・)「ざっと見た感じ、Moody’sのほうが言いたいことはわかる気がするなあ…」
彡(゚)(゚)「2021年には回復するやろうけど、そのタイミングが早いか否かというところになるンゴね」
(*^○^*)「それでもFitch Ratingsはイスラエルのことを評価しているから、気分がいいんだ!」ポジポジ
彡(゚)(゚)「せやな、イスラエルの基盤は盤石と思われるから、あわてることでもなさそうンゴね」
(∂ ε ∂)「気になるのは、反首相デモや汚職のニュースが上がったことくらいですかね…」(無知
広告
Fitch Ratings, Moody's, イスラエル, 格付け
Posted by dmmshirouto
関連記事
Standard&Poor’sは丸紅の信用格付けを『BBB』で維持し、格付け見通しを『ポジティブ』から『安定的』としました
Standard&Poor'sは丸紅株式会社の長期発行体格付を『BB ...
Standard&Poor’sは日本生命と第一生命の格付けはそれぞれ据え置き、格付け見通しを『安定的』へと引き下げました
Standard&Poor’sは日本生命保険と第一生命保険の長期発行体格 ...
Moody’sは日本生命と大樹生命の保険財務格付けをそれぞれ『A1』で維持し、格付け見通しを『安定的』から『ネガティブ』に引き下げました
Moody’sは日本生命保険相互会社と大樹生命保険株式会社の保険財務格付けを ...
Standard&Poor’sはインドネシアの格付けを『BBB』で据え置きとし、格付け見通しを『安定的』から『ネガティブ』へと引き下げました
Standard&Poor’sはインドネシアの格付けを『BBB』で据 ...
Moody’sはインドの外貨建て/自国通貨建て長期発行体格付けを『Baa2』から『Baa3』へ格下げし、格付け見通しを引き続き『ネガティブ』としました
Moody’sはインドの外貨建て/現地通貨建て長期発行体格付を『Baa2』か ...
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません