Fitch Ratingsはアイスランドの長期発行体デフォルト格付を『A』で維持し、格付け見通しを引き続き『ネガティブ』としました

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(●▲●)「Fitch Ratingsは10月23日にアイスランドの長期発行体デフォルト格付を『A』で維持とアナウンスしたよ」

(ヽ*´○`*)「でも、格付け見通しは引き続き『ネガティブ』なんだ…」ゲッソリ

(☆…●)「相変わらず、COVIDー19のあおりを受けていますからね…」

彡(゚)(゚)「コロナの影響は止まらない」(至言

( ・`ω・´)「というわけで、まずは格付けの要因について見ていくゾ」

 

観光業と商品輸出が大きく集中している経済圏のため、COVIDー19により多大な経済ショックを受けている

(;´・ω・)「親の顔より見た一文」

(’ω`)「もっと親の顔見てあげてネ…」

彡(゚)(゚)「他国でもそうやが、COVIDー19の流行により、アイスランドの短期的な成長と財政の見通しは悪化しているンゴね」

( ・`ω・´)「表題にもあるが、アイスランドの経済は観光業と輸出に重きを置いているせいで、深刻な景気後退・多額の財政赤字・政府債務の増加という三重苦を味わっているゾ」

(’ω`)「見通し『ネガティブ』は政府債務(GDP比)の増加と、パンデミックによるマクロ経済、金融への長期にわたる悪化を懸念しているみたいだネ…」

(●゚◇゚●)「ぐう正論」(確信

 

アイスランドの財政について

政府債務について

(☆…●)「政府債務は景気刺激策等にお金を回しているせいもあって2019年末から2025年末までにはGDP比で30%pt増加する見通しが立っているみたいですね」

彡(゚)(゚)「正直、こればかりはしゃーないと思っているンゴね」

(;´・ω・)「お金回さないと、回復しないからね…」

(●▲●)「一応、2025年まで増えるだろうけど、それまでには安定しそうという見通しですね」

(☆…●)「2011年から2019年にかけて政府債務(GDP比)を55%ptも削減している実績を信頼しましょう」

( ・`ω・´)「さらっと書いたけど、すごいことだゾ」

( ・`ω・´)「ただ、この数年は財政の悪化は止められない、というのがFitch Ratingsの見解だゾ」

 

2020年の実質GDPについて

(☆…●)「Fitch Ratingsはアイスランドの2020年の実質GDPは8%縮小すると予想しているようですね」

(●゚◇゚●)「無念」

(;´・ω・)「それでも、今年5月のアナウンスでは8.5%の縮小ってアナウンスしてたから、数値だけで見たら引き上げてはいるんだね」

彡(゚)(゚)「民間の消費が思ったよりもいい数値みたいンゴね」

(’ω`)「ただ。COVIDー19の感染拡大に伴い、2020年の8月以降、外国人旅行者に対する検査が厳格化されたせいもあり、観光業にダメージを与えているみたいだネ…」

(●▲●)「観光部門の縮小が長期化すると不動産や金融部門にもダメージが入る見通しもあるからね」

(;´・ω・)「アイスランドにとって観光業は主要なセクターだもんね…」

( ・`ω・´)「では最後に、Fitch Ratingsの格付け評価をみていくゾ」

 

Fitch Ratingsによるアイスランドへの格付け評価

格上げアクションを引き起こす要因は次のとおりです

①政府債務(GDP比)が中期的に安定していると信認が高まった場合

②アイスランドの経済が長期的な危機を回避する見通しが立った場合

格下げアクションを引き起こす要因は次のとおりです

①COVIDー19関連の支援策後に財政悪化、成長見通しの鈍化、偶発債務の発生等により政府債務(GDP比)が予想を大幅に上回った時

②マクロ経済に不安定を及ぼすほどの資本が流出したとき

③輸出部門と縮小などによる長期的な経済の低迷が見られたとき

 

(☆…●)「2025年までに、アイスランドの経済をより良い方向へ動かすことができるかどうかが、今後のポイントですね」

(;´・ω・)「観光業が回復すれば…だけどね」

彡(゚)(゚)「現状、COVIDー19のワクチン等の開発が進むのを待つしかなさそうンゴねえ…」

 

(∂ ε ∂)「主要産業が観光業だと、COVIDー19の脅威と隣り合わせですから難しいですね…」(遠い目

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