Fitch Ratingsはスウェーデンの長期発行体デフォルト格付を『AAA』で維持し、格付け見通しを『安定的』としました
Fitch Ratingsはスウェーデンの外貨建て長期発行体デフォルト格付を『AAA』で維持し、格付け見通しを『安定的』としました
(∂ ε ∂)「以下、詳細となります。」
(*^○^*)「Fitch Ratingsは6月5日にスウェーデンの外貨建て長期発行体格付を『AAA』で維持したんだ！」ﾎﾟｼﾞﾎﾟｼﾞ
(●▲●)「見通しは引き続き『安定的』とのことです」
(;´・ω・)「COVIDｰ19に対してほぼノーガード戦法しているんですが大丈夫なんですかね…」
彡(ﾟ)(ﾟ)「まぁ、財政に影響出るのは間違いないやろうけど、それは他の国でも同じやろうしなあ…」
( ･`ω･´)「突然だが、今回から細かく説明していくゾ」
( ･`ω･´)「というわけで、まずは格付け『AAA』となっている要因についてだゾ」
スウェーデンの『AAA』の格付け評価は強固なガバナンス指標に支えられている
彡(ﾟ)(ﾟ)「Fitch Ratingsは大体こうやって記事始めるンゴね…」
(☆…●)「健全な政策と、長年の実績は揺るぎませんからね」
(●▲●)「多様化している豊かな経済、高水準の国内貯蓄、健全なスウェーデン政府のバランスシートと正直指標だけで言うなら文句なしですからね…」
(’ω`)「COVID-19のショック程度なら、吸収できる財政があるみたいだネ…」
(●ﾟ◇ﾟ●)「つよい」(確信
( ･`ω･´)「スウェーデンの経済についても、GDPは2020年に6.3%縮小し、2021年には3.4%回復するとFitch Ratingsは予想しているゾ」
(;´・ω・)「これCOVIDｰ19関係ないの？」
( ･`ω･´)「関係大有りだゾ」
彡(ﾟ)(ﾟ)「あたりまえだよなあ？」
(☆…●)「COVIDｰ19関連の情報は次に書きますよ」
スウェーデンのCOVIDｰ19対策は他国に比べ、対策は軽いにもかかわらず、企業や消費者に大打撃を与えている
彡(ﾟ)(ﾟ)「知ってた」
(;´・ω・)「ですよね」
( ･`ω･´)「COVIDｰ19の封じ込めは、残念ながらうまくいっているとはいえないゾ」
(●▲●)「スウェーデン在住のトルコ人がトルコ政府の病院機で救出されるのがニュースになるほどだったからね…」
(☆…●)「ただ、悪いニュースばかりでもないんですよ」
COVIDｰ19に対する経済政策は、迅速かつ柔軟的であることが確認されたこと
(’ω`)「労働時間を短縮した事業主への賃金補助、企業への離職率低下支援、地方自治体への助成金、企業への減税措置、社会保険料の一時的な引き下げ等…」
( ･`ω･´)「正直、経済支援策は文句なしとみているゾ」
(☆…●)「Fitch Ratingsの計算によると、かかったコストはGDPの約4.5%とのことです」
彡(ﾟ)(ﾟ)「2020年の失速はしゃーないって感じンゴね…」
(;´・ω・)「公的債務(GDP比)は緩やかな減っていってたんだけど、これで赤字は確定だね…」
(*^○^*)「2021年も赤字は確定的とは思われるけど、赤字は公的債務(GDP比)2.6%に縮小するはずなんだ！」
(*^○^*)「めげずに借金を減らしていくんだ！」ﾎﾟｼﾞﾎﾟｼﾞ
( ･`ω･´)「それでは、最後にFitch Ratingsの格付け評価をみていくゾ」
Fitch Ratingsによるスウェーデンへの格付け評価
格上げアクションを引き起こす要因は次のとおりです
●最大評価のため、記載なし
格下げアクションを引き起こす要因は次のとおりです
①COVIDｰ19収束後に中期的に政府総債務残高(GDP比)が下降軌道に乗らなかった場合
②労働市場の構造的な悪化や住宅価格の大幅な下落など、家計の債務返済能力を損なう可能性が出た場合
(☆…●)「COVIDｰ19のダメージを受けているのは間違いないですが、財政が強いおかげでとりあえずは乗り越えられそうというのがFitch Ratingsの見解かと思われます」
(’ω`)「2020年のスウェーデン政府の経常収支はGDP比2.0%の黒字を維持すると予測しているネ…」
彡(ﾟ)(ﾟ)「今年のこんな状況下で黒字とは…」(絶句
(●▲●)「輸出が縮小が予測されているので、悪化し長期化したら財政にダメージが入るのは間違いないのですけどね」
(´・ω・｀)「あとはCOVIDｰ19の早期収束なんだけどね…」
彡;(ﾟ)(ﾟ)「医療崩壊しているからそこだけは何とも言えないンゴね…」
(∂ ε ∂)「財政こんなにすごいのに、なぜ医療はズタボロなんですかね…」(疑問